青森県議会 1993-12-06 平成5年第196回定例会(第2号) 本文 開催日: 1993-12-06
主要地方空港の平成四年度の就航率ワーストランキングによれば、三十八ある主要地方空港の中で青森空港はワースト第十四位であります。ワーストナンバーワンは稚内、ナンバーツーは北九州、ナンバースリーは釧路、ナンバーフォーは南紀白浜、ナンバーファイブは那覇の順序であります。ちなみに東北ではどうか、三沢、秋田が二十五位、山形二十八位、花巻三十位、仙台三十四位となっております。
主要地方空港の平成四年度の就航率ワーストランキングによれば、三十八ある主要地方空港の中で青森空港はワースト第十四位であります。ワーストナンバーワンは稚内、ナンバーツーは北九州、ナンバースリーは釧路、ナンバーフォーは南紀白浜、ナンバーファイブは那覇の順序であります。ちなみに東北ではどうか、三沢、秋田が二十五位、山形二十八位、花巻三十位、仙台三十四位となっております。
現在、国におきましては、国際航空貨物の成田一極集中を改善する方策といたしまして、熊本空港など主要地方空港に機能を分散しようと考えておりまして、県といたしましても、その方針に沿って積極的に熊本空港に国際エアカーゴ基地構想を推進することといたしておりますが、国際航空貨物の発着時間の関係から空港の運用時間の延長が必要となりまして、将来的には二十四時間体制など運用時間拡大が必要となるものと思われます。
さらに、熊本国際エアカーゴ基地構想の推進について、執行部から、現在日本の国際航空貨物は成田空港や大阪空港などに集中しており、既に過密状態となっている、このため、運輸大臣の諮問機関である成田空港一極集中改善方策検討委員会が成田空港の一極集中を改善するため地方空港の活用策を推進すべきであると提言し、第六次空港整備五カ年計画について見直し、主要地方空港の国際輸送への活用など種々の空港整備について検討することとされたところである
この問題が先般の日米構造協議にも取り上げられ、当面の日本側の対応策として、主要地方空港の国際輸送への活用策等、種々の空港整備について検討するとの中間報告がまとめられているところであり、今後国としても、成田空港への一極集中を改善するとともに、多極分散型国土の形成を促進するため、地方空港を積極的に活用した国際航空貨物の受け入れ態勢の整備に積極的に取り組んでいくものと考えられます。
しかしながら、その取り扱い状況につきましては、首都圏の成田空港と羽田空港に八六%が集中しておりまして、特に成田への国際航空貨物の一極集中が対外貿易摩擦の大きな要因としてさきの日米構造協議にも取り上げられましたため、国におきましては、我が国の輸入拡大を促進するための対策として、主要地方空港の国際輸送への活用等種種の空港整備につきまして検討がなされ始めているところでございます。
成田、羽田、新関西の三空港が整備をされましたにしてもなお不十分で、主要地方空港の国際空港化が必要と考えられるのでございます。その要因として、最近の国際線旅客の特徴は、日本人、特に観光客の増大が挙げられ、この傾向は、低運賃時代が一層拍車をかけると考えられるのであります。それも地方都市を中心として増加することが予想されるのであります。